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やっと広告が消せる…!

 ( ゚Д゚) ………。

ファインド「放心してる…。 おーい!」

 ( ゚Д゚ ) ………?

ファイドラこっち見んな

 理不尽!! 疲れてるんだから少しは労わっておくれな。

 あっという間に7月が始まりそうで愕然としている私です、お久しぶりです。
社会人になってからは大変なことばかりで嫌になってきます。
仕事は言わずもがなですが、資格勉強もしなきゃだし、
我が愛しのPCちゃんがそろそろ寿命を迎えそうで戦々恐々だったり、
贔屓の本屋さんがまた1軒閉店してガッカリしたり、etcetc…。

アンテス 「不幸自慢を聞かされるこっちの身にもなってくれよ」

 …何でうちの子達ったらこんなに手厳しいのでしょうか(´・ω・`)
もしかしなくても一月以上放ったらかしにしてたから?
うん、それは確かに私が悪いな!!
そろそろ妄想だけでは我慢できなくなってきたので、
いい加減双子ちゃんに会いに行きたいなと。 外道攻略だけど。

アンテス 「おっ! 今回ようやく双子攻略に乗り出すか!?」

 あ、ゴメン。 今回のは広告消すための記事なんだ。
なので、相変わらずの拙作SSでお茶濁し回となりますorz
でも明日には撮影に入れると思うし、
もしかしたら7月はもう少し更新頻度上げられるかもと思ってるんですよ!
最近疲れ切って寝落ち発生率が更に上がってますが、
何とかかんとかやっていきたいと思ってますよ。


↓お食事中または極度の虫嫌いの方には、ブラウザそっ閉じをお勧めします

 





  嫌いな「アイツ」

 カンカン照りの太陽が、イズルードの石畳を眩い白色に染め上げている。
じりじりと身を焦がす灼熱の光と、茹だるような熱気から逃れた客達で、
街角の小さな酒場・デイブレイクは少しばかり盛況の様相を呈していた。
カラリと氷の揺れる音が、気怠げな客らを慰めるように響く。

 少し温くなった水で食器を洗うアルゴルの目の前では、
ファイドラがカウンターに陣取り、少し早めの昼食に舌鼓を打っていた。
 今日も今日とて懐が寂しいのか、注文は小さなステーキと1杯のワインだけである。
ナイフで器用に肉を切り分けているが、その「一口分」が尋常でなく小さい。
一口食べる毎に幸せそうな顔で一々頷いているので、食事は遅々として一向に進まない。
ワインの方も、常の飲みっぷりを披露することもなくちびりちびりと舐めている。
 涙ぐましいというべきか、いじましいというべきか。
幸福に満ちた表情なのに何故かもの哀しさが漂う友人の姿に苦笑し、
せめて1杯くらいは奢ってあげようかなとバックバーを振り返って……。



 アルゴルは思わず息を呑んだ。
――「アレ」が、いたのだ。 黒光りする「アレ」が……!
棚と棚の僅かな隙間、その壁にバッチリしっかり張りついていたのだ。



 盗蟲、通称「T」の名で多くの者に親しまれて、否、嫌われている魔物。
床や地面に落ちているものを収集する習性があり、
てらてらと光る小判型の体と、これでもかとばかりに長い触覚を持つ。
生理的な嫌悪を催すその姿に、もはや恐怖さえ覚える者も数知れず。
如何な戦闘訓練に長けたアルゴルとて例外ではなく、
カサカサという移動音に、ゾワリゾワリと鳥肌が立つ。
 しかし、いつまでも固まっているわけにはいかない。
人目につく前に退治しなければ……!
震えたのはほんの数瞬。 下手に刺激して取り逃がすことのないよう、
アルゴルがそろりそろりと手頃な武器を探っていると……。



 とろとろとした酒気に浸かったような空気をヒュッと切り裂き、
アルゴルの頬を掠めるようにして銀色の何かが閃き飛ぶ。

 スッカーン!!!

 小気味良い音を立てて突き立ったのは、1本の食用ナイフ。
無論、それは件の盗蟲を過たず刺し貫き、壁に容赦なく縫いつけていた。
 その音は酔っ払いの注文の声に掻き消され、幸いにも注目は集まっていない。
先程とは別の寒気に見舞われたアルゴルが恐る恐る振り向くと、
ナイフを投げたままの姿勢で座るファイドラの鋭い視線とかち合った。

「1匹見たら……、後は分かるな?」

 自前のナイフを数本構えながら、ファイドラは唸るように言う。
死闘に臨む戦士のような面持ちで立ち上がると、
唖然とした表情のアルゴルを尻目に盗蟲討伐へと乗り出した。



 しかし、どれだけ探しても他の盗蟲は見当たらなかったようだ。
ホッと安堵の息を吐くアルゴルとは対照的に心が晴れない様子のファイドラ。
「食器で魔物退治をしないように」とランドルフに注意され、
申し訳なさそうな顔で残りのステーキをもそもそ食べ始めたのであった。



 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

「それにしても、意外だったよ」
「何が?」

 数刻後、買い物からデイブレイクへ帰る途中の2人の会話である。
小麦粉の袋をよいしょと担ぎ直し、アルゴルは先程の「盗蟲事件」に話題を変える。
果物の詰まった紙袋を抱えたファイドラは怪訝そうな顔で彼を見遣った。

「キミは虫とか嫌うタイプには見えなかったからね」
「そうかな? アイツを好きな人なんてそうそういないでしょう」

 女性、特に若い娘ともなれば、生理的嫌悪感の発露は顕著になるだろう。
しかし、存外肝が据わっているこの冒険者は例外だろうと踏んでいたのだ。
年頃の女性らしいところもあるのかと、アルゴルが微笑ましく思っていると、

「だ、誰かっ! その猫を捕まえてくださーい!!」

 切羽詰まったような女性の悲鳴を耳にし、2人は足を止めて振り返る。
と同時に、黒い小さな影があっという間に彼らの脇をすり抜けていった。

 ワイルドローズ。 どのような経緯でこんな洒落た名前が付いたのか。
この黒猫の魔物も盗蟲同様、なかなかの厄介者である。
可愛らしい見た目とは裏腹の、したたかで強欲な一面を持つ。
街中にも出没し、人の財布や荷物を盗んでいくことも珍しくない。
どうやら今助けを求めた女性も、その困った習性の被害に遭ってしまったようだ。
 助けなければ、その前に小麦粉の袋を何処かに置いておくべきか?
とアルゴルが躊躇った次の瞬間。

「よし、これ任せたから」
「え、あっ、ちょっと……!?」

 紙袋を少々乱暴に押し付け、ファイドラは風をも追い抜く勢いで駆け出してしまう。
呆気に取られて棒立ちになったアルゴルの耳に届いたのは、

「オイコラ待てや、この泥棒猫があああぁぁっ!!!」

 聞き慣れた声での聞き慣れぬ罵り言葉だった。 
その後も、口に出すのも憚られる罵詈雑言は、
哀れワイルドローズが彼女に取り押さえられるまで街中に轟いたのである。



 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

「……ねえ、もしかしてキミは猫も嫌いなの?」
「うんにゃ、別に嫌いじゃないけど?」

 ワイルドローズから財布を取り戻し、無事に女性へ返した後のこと。
再びデイブレイクへの帰路についた2人であったが……。

「だって、凄く怖い顔でワイルドローズを追いかけてたし……」
「怖くて悪うござんしたね。 猫じゃなくてワイルドローズが嫌いなの」
「確かに厄介ではあるね。 可愛いけどボクもあんまり好きになれないかな」
「そりゃそうだよ」

 何を言ってるんだと呆れたような顔をアルゴルに向け、
ファイドラはさも当然のように言い放つ。



「人のモン盗むんだから、ロクな奴じゃないでしょうが」



 …………今、彼女は何と言った? 暑気が生んだ幻聴だろうか?
二の句が継げないまま立ち止まってしまったアルゴルに、
置いてくぞーと声をかけてファイドラは暢気に歩いていく。

 『同族嫌悪』などと漏らしたが最後、矛先ならぬ刃先は間違いなくこちらに向く。
フッと頭に浮かんだその言葉を、そっと心中にしまい込むアルゴルであった。




 ×ゴキb盗蟲が嫌い ルートモンスター(特にすばしっこい奴)が嫌い

 というわけで、ファイドラに超特大ブーメランが突き刺さるお話でした。
もっとも彼女自身は、自分は碌でもないヤツだと思ってそうです。
自覚した上で盗人やってるし、やめる気もない。 何コレ性質悪い!

 元々ルートモンスターを毛嫌いする自キャラのネタは寝かせてありましたが、
今回SSという形でお披露目となった理由は、つい先日Gと遭遇したから(ぇ)
へとへとになって帰ってきたらまさかのまさか、家の前にいやがりましてですねw
10数年ぶりの邂逅に嫌悪感通り越していっそ興奮を覚えた私です。
気配を消しつつスルリと家に入り、超高速でドアを閉めた私の姿は
まさにクロ―キングエクシード状態のGX!!(GXに謝れ)

 いつもの如く、お目汚し失礼致しました。
これで6月の更新無しという事態は免れましたね。
7月は忙しくならないことを切に願うばかりです。 仕事をナメ過ぎですねorz
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ぞわわっ

 G… ではなく、Tは律儀に玄関から入ってくるヤツとかいますからね。
 玄関から入ってきても許されませんけどね。

 私は昆虫がどちらかというと苦手ですが、Tなんて見た日には、硬直して悲鳴もあげられなくなる…どころか、声も出せなくなるくらいです。
 どのくらい苦手かは、推して知るべし…。

 相変わらず表現の幅の広さに感嘆しつつ、今回ばかりは『そこは事細かにリアルに表現しなくても…』とかちょっぴり思ってしまったのは内緒ですよ(褒め言葉

 もう7月ですねー…。
 久し振りに季節イベントモノをと思い、「今なら七夕?」と考えてみたのですが、いい話が思い浮かびませんでした。
 なんかいい案ありませんか。というか、むしろ七夕話をよろしくお願いします。(ぇ

 と一方的に押し付け…もといお願いしたところで、今日は失礼したいと思います。
 お仕事大変そうですねホントに…。
 体壊さないようにして下さいねマジで…。

 私も資格の勉強しないとなぁ…(遠い目

Re: ぞわわっ

 れいれいさんいらっしゃいませ、コメありでしたー!

> ぞわわっ
 いかがです? 涼しくなったでしょう?(ゲス顔)

> 硬直して悲鳴もあげられなくなる…どころか、声も出せなくなるくらいです。
 たとえ子どもの頃は平気でも、大人になってから虫が触れなくなるなんてのもあるあるですね。
 Tに関しては原初の恐怖として人間のDNAレベルで組み込まれててもおかしくないレベル。

> 今回ばかりは『そこは事細かにリアルに表現しなくても…』とかちょっぴり思ってしまった
 今回はオノマトペを増やして、情景描写をより緻密にするという隠れた目標がありました。
 その流れでTの登場シーンはがっつり書くべきだよな、と変な暴走をしてしまったのですorz
 もしかしたら、アルゴル君がフライパンを握ってTを追いかけ回すシーンもあったかもしれません。

> なんかいい案ありませんか。というか、むしろ七夕話をよろしくお願いします。(ぇ
 S.S.S.メンバーが短冊にどんな願い事を書くのか妄想するのも面白そうですね。
 張り切って何枚も書いちゃうアイリとそれを窘めるアルナをお持ち帰りしたい(コラ)

> 私も資格の勉強しないとなぁ…(遠い目
 仕事と何の関係もない資格の勉強の方が捗る不思議。
 片やほぼ義務、片や趣味同然なのでモチベーションに差が出るのは当然ですが…orz
 ともあれ、これからさらに暑くなっていきますが、お互いに頑張りましょう!
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ファイ

Author:ファイ
FF・ROなどのゲームを
ゆるくプレイしております。
シーフ等の盗賊系職が好き。
最近お酒が飲みたくて
仕方ありません。
芋焼酎美味しいよ芋焼酎。

画像はROでブラブラ冒険
inニブルヘイム。
黒猫の人形を盗みに、
単身で乗り込みました。
Base165レベルなら
流石に負けないだろうと
思ったのが私の驕り。
ロードオブデス様と
カプラ前でまさかの遭遇。
驕慢な泥棒娘の躾の為、
わざわざ御登場ですか…

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